ロシアW杯を終えて日本代表でダメだと思った点まとめ…複数の戦術・対策がなかった事が痛かった

日本代表のロシアワールドカップが終了して数日が経過しました。

僕も少し冷静になれたので、今後について個人的に思う所を書いておきたいと思います。

そんな面倒くさい話題に口突っ込もうと思ったのは「西野監督続投へ」みたいな恐ろしい記事がスポーツ紙に出ていたからです。ただこれは帰国後の会見で「続投はない」って明言されて一安心しました…(笑)

んでまぁ今回「いやそれだけはやっちゃダメだろ…」って思ったので、申し訳ないけど今回の日本代表について「ここがダメだった」とダメ出ししたいと思います。

ぶっちゃけ良いと思った点なんて「個は上がったなぁ…」って点ぐらいです…(笑)

本田圭佑時代は個が重視された時代

僕自身の見識が浅いのに偉そうな事を言うのもアレなんですが、まぁ2010年の南アフリカW杯前後からこのロシアワールドカップまで、ぶっちゃけると「本田圭佑時代」と言えると思うんですよ。その前は中村俊輔時代、その前は中田英寿時代です。

んでこの本田圭佑時代以前に言われていたのは「個人技が足りない」でした。決定力不足って言葉も懐かしい、あれなんで出てきたかと言うと

下手だったからです!

正確に言うと、ある程度決定機を作っても、その決定機で外してしまう。俗に言う宇宙開発を連発してしまうし、当時最高のクオリティを持っていた柳沢敦さんですらQBK(急にボールが来たので、の略)をやらかしてしまって、悪い意味で歴史に名前が残ってしまいました。それ以外のプレーのクオリティは本当に高かったんですよ柳沢さんって。

んでまぁその「決定機に決められない」「本大会で個人技で決められない」って状態を真っ先に打破して見せたのが本田圭佑でした。いやまぁ稲本潤一さんも凄いの決めてたけどさ(笑)

要するに「完全に崩してるのに最後の押し込みが出来る選手がいない」って状況が続いてました。でも今大会は違いました、そもそも崩してないのに決めてるから(笑)

個人技は上昇しつつある

ロシアワールドカップの最大の収穫は「日本人の個人技は通用しつつある」点を確認出来た事です。

ゴリラ長友、アザールにすらついていける酒井宏樹、スプリントからの豪快なシュートを決めてみせる原口元気(しかも散々練習してきた成果らしいし)、コースが空いてたとは言えとんでもゴールを決めた乾貴士、CKでヘディングでゴールを奪った大迫勇也、超サイヤ人長友佑都、ルカクとも競り合える吉田麻也、攻守共に抜群の眼を持っている柴崎岳、頭皮に深刻なダメージを負った長友、などなど。

昔に比べると随分と日本代表選手も個人技が上がった気がします。もしかしたら単純に「普段から海外でプレーしてるから、有名な選手にも気後れしなくなった」ってだけかも知れませんけど…(笑)

そういう意味で、ロシアワールドカップで「ああ、なんだかんだ成長してるよね」って感じた部分でした。

昔もっと酷かったと思うし…実際にまぁポーランド戦は酷かったか…ワッハッハ…。

でもまぁ俗に言うデュエルでは、以前より勝てるようになってきているのも事実です。

一番足りないのは戦術って事に

じゃあわかりやすくこれで一番足りないのは戦術って事になりましたねと。

特にベルギー戦とポーランド戦は非常にわかりやすかったと思います。

結局選手任せで特に戦術が決まってないので、選手を入れ替えたポーランド戦は「何してんの?」って言いたくなるレベルのグダグダでしたよね。

ベルギー戦は、2点を先取したのに相手の変化に全く対応出来なかった。結局プランBやCもなかったわけで、高さ対策すら定まってませんでした。

そうこの点を一番批判したいんですけど、前の記事でも書きましたけど「高さ対策はやれよ」「相手が動いた時の策もいるだろ」って事ですよ。

日本の最大の弱点への対策を取ってない事に驚き

ドイツワールドカップでも、オーストラリア相手にラッキーなゴールで先制して、そしたら早い段階で相手が高い選手を入れてきたわけですよね。

そこで対策が取れず後手を踏んで逆転された上で更にボコられてしまいました。

簡単に言うと「日本相手にはパワーゴリ押しで行ける」って感じになってしまいます。そもそも昔から韓国にゴリゴリやられてきた日本なので、ラフプレーにもパワープレーにも(似てるけど全然意味が違う)弱いわけじゃないですか。

対策しても突破されたならまだ良い

これでフェライニ入った時点でこっちも動いて対策を取って「その上を行かれて破れた」なら「ああ…仕方ないか…」と諦めがつく、いやまぁ諦めちゃいけないんですど(笑)

でも結局何も出来なかった、そして西野朗監督もそこは会見で明言してましたよね。2点を奪って、3点目を取れるんじゃないかと思って動けなかったと、個人的にはその前に1点目を取った直後に完全に崩されてアザールのポスト命中のシュートがあった時点で「このままだとさすがにヤバイ」って思ってたんですけどね…。

1点を守り切るのは日本には不可能だと思ってましたが、2点なら何とか出来たかも知れない。しかも相手が押し込みまくっている上に高い選手を入れてきた「こらヤバイぞ」って感じた所でしたしね…。

あそこで動けなかった時点で「あ、本当にプランなかったんだな」って思うので…確かにベルギーが高さをたして猛攻してくるほど日本が追い詰めるとはビックリですが、そこは頭に入れてほしかったですよね…。

ベルギーに限らず、どこかはそれやってくる可能性が高い。それは今後もほぼ変化ないと思います。いきなり日本の平均身長が爆上げされない限りはね…だから「高さ対策」は今後も必須でしょう。

結局大した対策も出来ずにやられたってのが一番辛いです…選手交代をしたのも2点を取られてからですしね…。

戦術と経験が必要だ

当たり前の話なんですけど、指揮官に確固たる戦術がまず必要。その上でプランBやCなどを準備してくれる人が必要、更に言うと「ワールドカップで決勝T以降を戦った経験がある人が必要」って事になります。

西野朗監督にはその経験がなくて結局固まってしまった。ポーランド戦で大批判を受けたパス回しを僕は「これはなかなか出来るもんじゃない」って感動してたんですけど実は、決勝トーナメントのベルギー戦になったらその勝負師の顔はどっかに行ってしまいました。あれはなんだったんだ…。

ってわけでやっぱり「W杯での経験がある人」「戦術をちゃんと持ってる人」が必要なんだなと改めて思いました。

経験って意味では今話題に挙がってるクリンスマンは3位の経験があるので十分あるって事になりますけど、他の部分をサッパリ知らないので適任かは知りません(笑)

日本代表は監督に従わない

今回の西野ジャパンは結局戦術がなかった事になる。でないとポーランド戦の崩壊に説明がつかないし、そもそも大会後の岡崎慎司選手のコメントを見ると察してしまいます…辛い。

本田圭佑時代の弊害となってしまったのか「選手もピッチの中で臨機応変に考える」ってのが、気がついたら「選手が全部考える」に変わってしまった気がします。軸となる戦術が決まっている上で臨機応変に動くなら良いんですけどね…。

そもそも頻繁にワールドカップの度に戦術どうこうでチームが分裂して崩壊している時点で「組織力無いやんけ」って心から思うわけでして、何で誰も監督の言う事を聞かずに下剋上を叩きつける事ばかりを考えているのか、不思議でなりません…。

長く見ていると本当に監督に反発している事も多ければ、チームとして一枚岩になってない事も凄く多いです。どうなってんだ日本人…エゴの塊じゃねぇか…。

ってわけでちゃんと監督に従える選手達、求む。もちろんちょっとぐらいは異論を唱えるのは良いと思うけど、根本からぶっ壊すのはダメやで。

何より選手が異論を唱えるからって監督を首にしない組織も求めております。

方向性ぐらいは定めて欲しい

日本の武器って結局昔から「勤勉性・俊敏性・技術」って言われてるわけでしょ。決してパワーと高さは無い。

今大会も結局ハリルがやらせてた事をちょいとアレンジ加えた結果、そこそこ良い点を見いだせただけの話だしね…。

ベルギー戦は確かに素晴らしい2得点を奪ったけど、結局その後のプランが無かったから敗れたわけで、無策で日本が勝てるほどは強くなってないよねと。ってか別に大して強くなったとも思わんけどさ…。

ただ大舞台で本田圭佑以外がしっかり活躍出来た事が嬉しいし、海外組が増えてきたってのはこういう事なんだなと今回実感しました。そういう意味ではまだまだ期待、久保裕也、堂安律、中島翔哉、南野拓実などなど、まだまだ色々な選手がいますから。

軸となる最新の戦術を持ってる監督に来て欲しい

後は軸となる戦術を持ってきてくれる人がいて、色々なパターンに自信を持って対応してくれるようにして欲しいものですね…。どうして上手く行っているのかすらわからない人だと、勝ってる時に「こうすれば逃げ切れる」ってのがわからないと思うしね…。

偉そうに言ってますが僕もそんなもんサッパリわかりませんしね!(笑)

あと繰り返しますが、サッカー協会内の派閥争いで監督を交代する事なんかが無い事を願いますよ…。

でもあえて言うなら、結局現状だとJFAの上層部からおかしいって事になる気が…方向性が定まってないのもそうですけど、現場に全部任せちゃうのもね…もう組織自体がヤバイ気がするので、ぶっちゃけ僕は今後もあまり期待してません。

このままだと選手のレベルは上がったね、良かったね。で終わる気しかしません…このまま上層部を含めた組織力が落ちて行けばそのうちアジアでも勝てなくなって終わる気がします…。