学生スポーツの負傷中にも関わらず出場した話を美談にしちゃダメだって話…絶対に喜ばしい事ではない

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怪我

敢えてどれかは書きませんが、先日「骨折したまま試合に出た高校生の美談」がYahooで記事になっていました。

これについて個人的に言っておきたい事が浮かんだのでちょっとまとめます。

それは「一時の感情で人生を棒に振らせるべきではない」という事です。これに関しては指導者・親が止めるべきです。

選手は絶対に止まれないからです。

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総ての怪我に後遺症はある

怪我で後遺症が残った例をいくらか挙げようかと思いましたが、怪我をした経験がある人はわかるでしょう。

どのような怪我でも後遺症は残ります。

捻挫を繰り返せば関節が弱くなり、捻挫しやすい体質になるでしょうし、肉離れなどの筋肉系の怪我も同じです。

一度骨折をした箇所は、雨が降ればうずきます。腰や関節を痛めている人も同様ですよね。

実はどのような怪我も全部後遺症は残ります。何故か?人間の肉体は消耗品だからです。

道具と同じように肉体も消耗している

道具を雑に使えばどうなるでしょう?簡単に壊れますよね。それと同じで人間の肉体も壊れます。

そして二度と元には戻りません。

困った事にこれを実感できるのは、既に擦り切れた肉体を引きずっているおっさんおばさんだけなのです。

「若い頃は無茶がきいた」「もう少し若ければ」よく聞く話ですが、あれ別に年齢の問題じゃないんです「どれだけ無茶をしてきたか」「どれだけ酷使してきたか」だけの話です。

常に僕達は消費しているわけです。筋肉も関節も脳細胞も全部疲弊しています。動かせば消耗し、食事と休養で回復しますが、既にその時点で貴方の筋肉も骨も関節も消耗品、徐々に劣化もしています。

鍛えれば強くする事は出来ます。ですが「壊れた所は完全には治りません」

つまり痛めた所は一生何かしらの後遺症が残るんです。一度折れた木の棒を完全に引っ付ける事が出来ないのと同じ、接着剤でつけても酷使すればまた同じ箇所が壊れますよね?

道具は買い換えれば終わりですが、肉体はそうもいきません。

怪我をおしての出場を美談にしちゃいけない

個人的に今回言いたいのはこれだけです。

「怪我をおしての出場を美談にしちゃいけません」

スポーツが総てじゃないし、今が総てじゃないし、これからの人生があります。

恐らく子供にはこれは理解できません。

子供と言っても20代前半までかな…それぐらいの年齢の人にとっては「今が総て」「今が良ければ良し」な所があります。大事な大会があり、日頃の練習の成果を発揮して正々堂々と戦う事を誓いたい年齢です。

そんな子供に「無理をしたら将来使い物にならなくなる」と言っても聞かないでしょう。恐らくその「将来」が数日後になるという可能性を考えないのもあるでしょうし、世界が狭すぎてそこまで頭がまわらないかと。

プロスポーツ選手の場合はもうしょうがない

個人的にはプロスポーツ選手の場合はもうしょうがないかなと。

大人になって、それで食っている人がどうしようと本人の勝手なので、自己責任でどうでも良いと思います。

どれだけ先輩やコーチが止めても出るなら、後遺症が残ろうがその結果引退しようが、本人の勝手ですからね。

ただ学生に関しては、指導者や親が止めるべきだと思います。

そしてどうしても止められない場合があるのもわかります。ですが最低限美談にしちゃダメだと思います。

無理をした後の話をもっと取り上げて欲しい

個人的に思うのは「今が良ければそれで良い」派は確実に存在するので、止められないのはわかるんです。

どれだけ何を言っても、今が良ければそれで良いので絶対に止まらない選手はいます。

だからそれはもう仕方ないとして、どちらかと言うと「無理をした選手が後にどうなったのか」をもっと取り上げて欲しいですね。

「怪我を押して結果を残した!」は良いけど、そういう事をしていた選手達がどういう後遺症が残ったかって話の方が大事だと思う。

例えばプロがそうやって一生物の怪我を引きずっても、一生食っていけるだけの財産を得ているならまぁ良いかなとは思うんです。

社会に出る前に手足に障害をもし抱えた場合、どうやってその後に食っていくのか?って話です。

そういうリスクを考えて、親や指導者は止めないといけません。本人は「やりきったから満足だ」となっても、その結果一人で食っていけない、生活出来ない体になったら笑えません。

スポーツに限った話ではなく無理はダメ

先日、高校野球のマネージャーが部員と一緒に走った結果、倒れて亡くなったという悲しい話もありました。

怪我に限った話ではなく、無理はダメです。

僕自身が昔から「怪我を無視してやるからかっこいい」「休むのはダサい」「根性出せばなんとかなる」派でして、その結果見事に肉体の各所をぶっ壊しました。

そして今もそれを引きずっています。

僕自身は自分が経験しているので「その後の人生の方が長いし、大変な事になる」と実感を持っているから言えるわけで、まだ若くてそんな一生引きずる怪我をしてない選手は、そんな実感がないからいくらでもやりたくなります。

繰り返しますが、壊れたら二度と戻りません。

子供と遊ぶ時も、家族のために重い物を持つ時も、祖父母に手を貸す時も、老いた親に手を貸す時も、仕事をする時も、痛めた箇所が常に悲鳴をあげます。

子供がそんな想像力を持てるはずがないからこそ、親・指導者・メディアがその辺りを意識を植え付けないとダメなんじゃないかなぁ…と個人的には思いました。

少なくとも美談にするような内容じゃないでしょう。

っていうだけの話でした。

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