名古屋グランパスは玉田圭司だけは絶対に放出をしてはいけなかった理由…計算出来る選手はベンチに絶対必要

衝撃のニュースが飛び込んできたので、久々にサッカーの話題を…。

名古屋グランパスは2018年、辛くもJ1残留を果たしたわけですが、どうやら過去の愚行を繰り返そうとしているようです。

玉田圭司の退団が本人のInstagramにて発表されています。

これについて怒りを表明したい、まさに遺憾の意。

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今シーズンで退団することになりました。 あまりにも突然だったので正直、頭を整理するのに少し時間がかかりました…。 2014年に1度退団し、その2年後に帰ってきて名古屋グランパスに誠心誠意を持ってやってきましたが、契約しないと伝えられた時には労いの言葉の1つもなかったことにはがっかりしました。 しかし、とても刺激的な2年間でしたし、僕にとってすごくいい経験をさせて頂いたと思っています。 シーズン終了後に皆さんから来年度の僕のユニフォームを予約してくださったとの声を頂いて、来年にむけて頑張ろうと思っていたので、それを無駄にしないためにも前を向いていきたいです! ありがとうございます!

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玉田圭司を放出する理由が外からは見えない

一応先に言っておこう。個人的にはこういう時の問題は試合での結果が総てではないと思っています。

年俸、普段の素行、チームの和、それらが関係している可能性もある。そしてそれらは僕等一般人には知る術はないし、何より外に漏らしてはいけないものでもあります。

だから「実は玉田は普段からシャビエルの髪の毛を一本づつ抜いてくる」「ジョーが頭をぶつけるようにいつもトラップを仕掛けている」「和泉が自陣PA内でドリブルを仕掛ける度に苦笑い」「青木をアオキスーパーに呼び出す」「楢崎の顎をいつも掴む」「寿人に”佐藤、砂糖取って”とオヤジギャグを毎日言う」などの問題行動があり、それを重く見た可能性もあります。

でもその内部の言動を無視すれば、玉田圭司を放出する理由が見当たりません。

僕は今季の名古屋グランパスを完全に追っていたわけではありませんけど、前半戦と後半戦で違う点の一つに「玉田圭司の更生」があったと思いますし、最終節ですら「玉田圭司は素晴らしい」と思って見ていた。その理由などをちょいと書きます。

良いベテランになった玉田圭司

玉田圭司と言えば「天才肌」ってのが僕の個人的な印象。テクニックに秀でて、トラップとキープ力は抜群の選手。ただし元々エゴイストであり、自分がボールを奪われた際に苦笑いをしたまま冷めた目でゆっくり自陣に戻る癖があった。

絶対的な能力を持っていた上に「昔のサッカーなら」許された行為であり、現代サッカーではそれは許されない。名古屋グランパスの王は、既にジョーかシャビエルですが、この二人はボールを奪われた際になんだかんだプレスバックします。

………ごめん、ジョーはやらない事の方が多いわ、すいません。

ですが10番であるシャビエル様ですら、酷い時は最終ラインまで突っ走って守備をして、最悪ちょっと暴れてイエローカードをもらうぐらい、それなりに頑張ります(戦術があればこの行為はある意味問題ですが、名古屋の守備にはあんまり戦術ないので…)

玉田圭司はそれをやらない王様だった。だけどなんか急に玉田圭司が生まれ変わってしまいました。

名古屋サポの皆さんに言わせると「W杯でモドリッチを見て改心したらしい」と言う話を聞いた。なるほど、モドリッチが戻りっちだったので、玉田も守備に戻りっちなのかと、感心したものです。

既に38歳の玉田圭司、立派な大ベテランです。38歳の良い歳したおっさんが、モドリッチが戻りっちであるのを見て「俺もこれからは戻りっち」と決めてプレースタイルを改めたわけです。

おっさんになるほど、人間は頭が固くなります「俺ぁ昔からこうだったんだ!」と頑なに古臭くなったスタイルを変えないおっさん、皆さんの身近にもたくさんいるでしょう。

でも玉田圭司は変わった、戻りっち玉田になったんです。その結果、僕の目には「若手の模範」にも映るようになりました。

技術ある選手が走るのは大きい

どっかしらで聞くのが「走る選手に技術をつけるか、技術がある選手に走らせるの、どっちが楽か」論争です。これ案外前者の方が楽だってオシムが言ってました(笑)

技術がある奴は走るのを嫌がるから、ワガママに育った性格を直すより、下手を上手くさせる方が楽、みたいな話です。

「玉田圭司はワガママだと思うか?」とサポに聞けば…まぁうん、プレースタイルはワガママだろうという答えが出る気がします、少なくとも僕はそう思う(笑)

でもその玉田圭司が走るようになってしまった。守備に戻るし、中盤が間延びすれば中盤で動いて顔を出してボールを動かす、そこで中継地点になって前線に縦パスを送る、そういうプレーが今季凄く多かった。

ぶっちゃけ名古屋の選手は止まったままの選手が多い。ある程度ポジションを守るのは正しいんですが、前線にボールを運んできた時もずっと足を止めてます。サイドでトライアングルを作った時もそうです。

いやそこは動かんかい…と毎回思うんですが、動きません。その中で最も動いていたのが玉田圭司でした。

だから僕は「玉田をスタメンで出して、後半途中まで頑張ってもらう」今の状態は正しいと思ってました。ぶっちゃけ交代で出てくる選手が玉田以上の動きをしていたとは到底思えません。

計算できる戦力を年齢で切ってはいけない

名古屋グランパスは既に過去に「計算できる戦力を年齢で切った」経験があります。

闘莉王、増川、隼磨らをバッサリ切ってDF陣が崩壊した経験があります。何年だったか忘れました、あの時は「わーいこのチームダメだぁ~」って思ったものです。

2017年からのフロントの改善は素晴らしかったと思います。観客動員数、SNS登録数に顕著に現れています。この点は本当に素晴らしい、何度も言ってますが本当に変わったと思う。

じゃあ闘莉王達が抜けた後、名古屋グランパスはどうなったのか??もう忘れたんでしょうか?

おっさんはさっさと切って若手主体にするぞぉ~!ってやって、どうなったんでしょうか?

今季、玉田が下げられた後、玉田以上に良い動きが出来た選手がいたでしょうか?あ…相馬がいたか…いや相馬さんは素晴らしい選手ですが、共存は可能だから理由になりません。

放出理由が年齢ってのはダメ

獲得理由に「年齢が低いから」獲得を見送る理由に「年齢が高いから」ってのは納得です。年齢は賞味期限です。人間は年老いれば劣化するものだからです。

何より一番怖いのは「故障」です。壊れて二度と使い物にならなくなるかも知れません。そういうリスクがある投資案件に金をぶっ込みづらいのはよくわかります。

ですが放出理由に「年齢が高いから」は入れちゃダメなんです。そこは「年齢が高いし、既に若手に抜かれて使うタイミングがないから」ならわかります。

つまり今季の名古屋グランパスで言えば佐藤寿人、楢崎正剛は放出で仕方なし、むしろ選手もそれを望む事でしょう。だって試合に出られていないんだもん。

コレに関しては「悲しいけど、サッカーってビジネスなのよね」と言って終わりです。勝つか負けるか、生きるか死ぬか、それはフリーランスで生きる宿命です。僕もこう見えてフリーランスだからよくわかります。

でも玉田圭司が他の選手に負けているとは思いません。若手選手に負けているとは思えません。玉田より価値がある選手がいるとすれば、個人的にはジョー、シャビエル、ランゲラック、前田直輝(年齢込み)、相馬勇紀(年齢込み)ぐらいだと僕は思っています。

玉田圭司だけは放出しちゃいけなかったと思う

確かに38歳は立派なおっさんです、来年には39歳、立派な引退間近なボロボロのおっさんです。

でも僕は「計算できる戦力は抜かない方が良い」と思います。

仮に名古屋が、玉田の代わりにイニエスタを獲得するとします。そりゃイニエスタが来れば玉田圭司はサブでしょう。前線にジョー、シャビエル、前田がいればサブになる(時と場合によって前田がサブになる可能性もあるけど…)

それでもFWとMFの両方がやれるサブとして、計算してベンチに置く事は出来ます。

なんでその状態で放出するのか、サッパリわかりません。

そして何より玉田圭司選手のInstagramでのコメントが悲しすぎます。

名古屋グランパスが本当にヤバイ時に、真っ先に帰ってきたんです。その時のコメントをサッカーダイジェストより引用。

オファーが来た時は、まったく迷いませんでした。即決でした。在籍年数も一番長かったクラブですし、いい時期を過ごした場所です。僕にとっては本当に特別なクラブですから。そのクラブに戻れるのは素直に嬉しいです

https://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=21801

リンク先に飛べばわかりますが、とても嬉しそうな笑顔で玉田選手がコメントしている感じになってて、よけい寂しく感じますね。

今回に関して、僕は功労者だからじゃなくて「戦力だから」言ってます。

戦力として計算出来る選手を外して、未知数の若手、もしくは移籍獲得の選手だけを並べると、これまで通り戦力の上積みは出来ませんよ。

前回もこれで失敗したはずなんですけど、あと3回ぐらいこれやらないとわからないんですかね…。

ポジションは与えられるものじゃなくて、選手自身が奪い取るべきものなんですよ…でないとチームが崩壊しますよ…だって下手なプレーしても代わりに出てくる上手い先輩がいないんだから…。